AGA治療を開始しました
当院でもAGA(男性型脱毛症)の治療を開始しました。
AGAの治療には、
①フィナステリド(プロペシアのジェネリック)内服 28錠 5,500円
②デュタステリド(ザガーロのジェネリック)内服 30錠 6,500円
③ミノキシジル5%外用 5,500円
④ミノキシジル5mg内服 100錠(3ヶ月分) 16,500円
を勧めています。
①フィナステリド、②デュタステリドに関しては男性ホルモンであるテストステロンをより強力なジヒドロテストステロンに変換する酵素に対する阻害剤です。作用機序は、頭頂部や前頭部の男性ホルモン感受性毛包において、ジヒドロテストステロンが細胞分裂を抑制することや、毛のサイクルにおいて伸びる時間(毛周期における成長期)を短縮させることが分かっていますので、その変換を阻害することによって効果が発現すると考えられています。AGA治療においては”抜け毛を止める治療”と位置付けられています。
主な副作用としては、性欲減退、勃起障害、射精障害などがあげられます。男性ホルモンの薬理活性が減少するためと考えられています。
③④に関してはもともと高血圧の薬で以前から使用されていたものですが、副作用として多毛になることが確認されました。その後、脱毛症の治療に使用されるようになったという経緯があります。AGA治療においては”発毛を促進する治療”と考えられています。
ミノキシジルの作用機序としては毛包周囲の血管拡張による血流増加や、毛乳頭細胞の増殖などがあげられます。
ミノキシジルを使い始めた際に、初期脱毛という現象が起こることがあります。ヘアサイクルの「休止期」が短縮されて「成長期(早期)」への移行が早まります。その結果、健康的な髪の毛が新たに成長しはじめ、長い休止期に入り成長が停止していた髪の毛を押し出していきます。この“休止期で止まっていた髪の毛(古い毛)”が抜けていく
副作用は、まれに血圧が低下することによって頭痛やめまいが生じることがあります。そのほか、外用した部位の痒みなども5%程度報告されています。
AGAは毛包が退行し消失してしまうと、薬物治療が難しくなります。
気になっている方は、水道橋駅前こばやし皮フ科形成外科へ気軽に相談してみてください。
【水道橋駅前こばやし皮フ科形成外科院長| 小林 光 監修】